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ラクカジ!家事時短術

第9話 浴室のカビ繁殖防止

 浴室は、カビやピンク汚れなどが発生し、掃除する頻度が多くなる場所です。特にカビは一度繁殖してしまうと、取り除くのにひと苦労します。
 今回はカビ取りに時間をかけないために、カビの繁殖を防止する方法をご紹介いたします。


 

カビはどうして発生するの?

 カビには繁殖しやすい条件があります。その条件は、①20~30℃の室温、②80%程の湿度、③石鹸カスや皮脂などの栄養分です。
 浴室内においては、①の室温を抑えることは難しいため、②の湿度と③の栄養分を抑えることが、カビの繁殖を抑制するポイントになります。


 

水回りグッズを浮かす

 シャンプーボトルや手桶などの水回りのものを床や台に置かず、吊るすなどして浮かしておきましょう。水回りの物は、どうしても濡れたまま放置されがちです。床などに置いておくと接触面が濡れたままになり、カビが繁殖しやすくなってしまいますので、なるべく浮かせて乾燥させるようにしましょう。  

 
 

お風呂の最後は温水で流す

 家族全員の入浴後に、50℃以上の温水で浴室を流しましょう。カビは50℃以上の温水をかけることで殺菌できますので、カビの繁殖を防げます。また、浴室に付着した石鹸カスや皮脂を洗い流し、カビの繁殖に必要な栄養分を無くすことができます。
 最後にタオルや水切りワイパーで水気を切れば、浴室を素早く乾燥させてカビの繁殖を防ぐことができます。  


 

 カビは目に見えないうちに繁殖し、気が付くと頑固な根を張って成長してしまいます。カビ取りに時間をかける前に、日々の工夫でカビの繁殖を予防しましょう。  


浮かし写真

ボトルを吊るすグッズには、サイズが合わない場合がありますのでご注意ください       


温水流し写真

冷水のシャワーだと水が蒸発しにくく、水滴が残りやすいため、温水の使用がおすすめです